トラックメイカーのYebisu303がTEENAGE ENGINEERING OP-1 fieldの魅力を伝える20日間。最終回のDay20はOP-1 fieldならではのオススメな使い方について紹介します!
エフェクターとして
入力ソースをLINEに選択してミキサー・モードのエフェクトをONにすると、エフェクター単体機としても使用できます。
もちろん3バンドEQやDRIVEも外部入力に対して有効なので、いろいろシンセやドラムマシンを通してお気に入りの組み合わせを探してみるのも楽しいですよ。
スマホアプリと組み合わせて
OP-1 fieldにはBluetooth MIDI機能が搭載されているので、スマートフォン上で動くシンセサイザーや曲作りアプリのMIDI鍵盤&シーケンサーとしても使えます。
設定方法は簡単。shift+COMキーでcom画面を開き、ブルーのエンコーダーを押し込むとBluetooth MIDIが有効化されるので、スマートフォンアプリのBluetooth設定画面で「OP-1 LE」を選択するだけです。
スマートフォンがUSBオーディオに対応している機種であれば、TX-6やOP-Zとの接続と同様、MIDIとオーディオのやりとりがUSBケーブル1本で実現できます!
お気に入りのシンセアプリをOP-1 fieldの鍵盤で演奏して、テープに録音といった使い方も気軽に試せちゃいますね。
フィールドレコーダーとして
マイクの音質が向上し、テープへの記録時間が飛躍的に増えたことで、文字通りフィールドレコーダーとしての使い勝手も格段に上がりました。
海や森の中など、旅先でその時々の情景を素材として切り取って、旅の思い出として帰りの新幹線や飛行機の中で曲に仕立てる、なんて遊び方もできてしまいます。
前モデルに比べて、鍵盤を叩いたりエンコーダを回したときの音が静かになったので、周りの迷惑になりにくいのも地味にうれしいポイントです!
最後に
本日までさまざな使い方を紹介してきましたが、ここまで読んでくださった方なら、OP-1 fieldが非常に柔軟な発想で音作りや曲作りを楽しめる楽器だということがお分かりいただけたのではないかと思います。
この記事がOP-1 fieldとの出会いのきっかけや、より仲良くなるためのヒントになっていればうれしいです。それではまたどこかでお会いしましょう!
Yebisu303(Acid Alliance)
【Profile】アシッドハウス、デトロイトテクノ、エレクトロ、ハードミニマルに強い感銘を受け、20代後半よりトラック制作を開始。 無類のハードウェア機材愛好家でもあり、日々マシンライブや機材デモンストレーション動画の制作を行っている。 また、近年ではKORGやSONICWARE製品のプリセットやTVアニメ「ユーレイデコ」の劇伴・イメージソングを制作するなど、その活動は多岐に渡っている。
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