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IK MULTIMEDIA Axe I/O 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

IK MULTIMEDIA Axe I/O 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、2イン/5アウトのIK MULTIMEDIA Axe I/Oです。

IK MULTIMEDIA Axe I/O

 リアンプを手軽に行え、入力インピーダンスを連続可変調節できるZ-TONE機能を備えるなどギターの演奏/録音を支える機能を搭載。IK MULTIMEDIAのアンプ・シミュレーター・プラグインAmpliTubeと組み合わせた音作りも魅力だ。

価格:オープン・プライス(市場予想価格:61,600円前後)

左から、MIDI入出力、USB-B端子、外部コントロール用端子(スイッチ型&ペダル型:フォーン)、ライン出力×4(TRSフォーン×2、フォーン×2)、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)

左から、MIDI入出力、USB-B端子、外部コントロール用端子(スイッチ型&ペダル型:フォーン)、ライン出力×4(TRSフォーン×2、フォーン×2)、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)

フロント・パネルにマイク入力はなく、2系統の楽器入力(Hi-Z、フォーン)を搭載。うち1系統は連続可変入力インピーダンスのZ-TONE機能を付加できる。ワンボタンで設定できるチューナーやアンプ出力も用意されている

フロント・パネルにマイク入力はなく、2系統の楽器入力(Hi-Z、フォーン)を搭載。うち1系統は連続可変入力インピーダンスのZ-TONE機能を付加できる。ワンボタンで設定できるチューナーやアンプ出力も用意されている

リアンプする際のアンプ出力のボリュームはコントロール・パネルで調節可能

リアンプする際のアンプ出力のボリュームはコントロール・パネルで調節可能

Input/Output:2イン/5アウト
●アナログ入力:楽器入力(Hi-Z、パッシブ/アクティブ切り替え可能、フォーン)、楽器入力(Hi-Z、フォーン)、マイク/ライン入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ) ●ファンタム電源:マイク入力1/2一括オン/オフ ●アナログ出力:ライン出力×4(TRSフォーン×2、フォーン×2)、アンプ出力(フォーン) ●MIDI入出力:1イン/1アウト ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-B) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-A to Bケーブル、電源アダプター ●外形寸法:238(W)×53(H)×211(D)mm ●重量:1.3kg

Requirements
●Mac:macOS 10.11以降(64ビット) ●Windows:Windows 7以降(64ビット)

アンプ出力をはじめギタリスト向けの機能が充実

 ギタリスト向きの便利機能を数多く備えるAxe I/O。2つあるHi-Z入力の1つには、インピーダンス値を変更できるZ-TONE機能が搭載され、ギターの種類ごとに異なる、おいしいポイントを探して設定できます。

 そして、リアンプ(DAWに録音したギターの信号をアンプに出力して音を作り、再度録音する手法)の専用出力を用意。アンプ出力とアンプを常時接続したままでもステレオ出力をふさぐことなく、リアンプ前提のセッティング/録音が可能です。

 背面にはMIDI端子のほか、フット・スイッチ端子が2つありDAWをコントロールできます。マイク入力の質感も良く、アコギの録音に向いている印象でした。ライブの際にも、リアンプ出力からDAW上のエフェクトを混ぜてアンプへ出力、ライン出力から空間系エフェクトのみをステレオでPAに送るなど、ギタリストが新たなサウンドを追求していくような使い方も面白いと思います。最後に、チューナーも推し機能の一つ。よく部屋で無くしてしまうので……。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

15,000円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

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