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ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core 〜10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集

オーディオ・インターフェース特集2022“ステップ・アップの1台”では、10万円以内で購入できる10製品を紹介。今回は、4イン/8アウトのANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Coreです。

ANTELOPE AUDIO Zen Go Synergy Core

 本体内部に備えたDSP/FPGAチップにより、コンピューターへ負荷をかけることなくリアルタイムのエフェクト処理を可能にするオーディオI/O。独自のSynergy Coreエフェクト37種類を付属している。

価格(USB版):オープン・プライス(市場予想価格:81,400円前後)

左から、マイク/ライン/楽器(Hi-Z)入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、ライン出力×2(TRSフォーン)、ライン出力×2(RCAピン)、電源供給用のUSBポート、コンピューターと接続するためのUSBポート(いずれもUSB-C)

左から、マイク/ライン/楽器(Hi-Z)入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)、ライン出力×2(TRSフォーン)、ライン出力×2(RCAピン)、電源供給用のUSBポート、コンピューターと接続するためのUSBポート(いずれもUSB-C)

トップ・パネルでは中央にある3種類のファンクション・キーからモードを選び、右にある大きなノブでボリュームを調節する。右下にある“64-bit AFC”の文字は、ANTELOPE AUDIOが誇るクロック・テクノロジー(Acoustically Focused Cloc king)を表している

トップ・パネルでは中央にある3種類のファンクション・キーからモードを選び、右にある大きなノブでボリュームを調節する。右下にある“64-bit AFC”の文字は、ANTELOPE AUDIOが誇るクロック・テクノロジー(Acoustically Focused Cloc king)を表している

ヘッドフォン出力は2系統用意。なおメインのモニター出力とHP1は同じミキサーからの出力となり、それぞれのボリューム調節が可能となっている

ヘッドフォン出力は2系統用意。なおメインのモニター出力とHP1は同じミキサーからの出力となり、それぞれのボリューム調節が可能となっている

リバーブのAuraverbは、ANTELOPE AUDIO独自のSynergy Coreエフェクトの一つ。DSPミキサーにはAuraverb専用のセンドも用意されている

リバーブのAuraverbは、ANTELOPE AUDIO独自のSynergy Coreエフェクトの一つ。DSPミキサーにはAuraverb専用のセンドも用意されている

Input/Output:4イン/8アウト
●アナログ入力:マイク/ライン/楽器(Hi-Z)入力×2(XLR/TRSフォーン・コンボ)●ファンタム電源 :入力ごとにオン/オフ ●アナログ出力:ライン出力×4(TRSフォーン×2、RCAピン×2) ●デジタル入出力:S/P DIF入出力 ●ヘッドフォン出力:ステレオ・フォーン×2

Specifications
●接続:USB 2.0(USB-C) ●ビット/サンプリング・レート:最高24ビット/192kHz ●付属品:USB-Cケーブル ●外形寸法:198.0(W)×57.5(H)×117.0(D)mm ●重量:700g

Requirements
●Mac:013年以降にリリースされたMac、macOS 10.14以降 ●Windows:Windows 10以降(64ビット)、USB 2.0/3.0/3.1のいずれかのポートを搭載したモデル、Intel Core I3プロセッサーまたはAMD FXのプロセッサー ●共通:4GB以上のハードディスク容量

※Thunderbolt版(オープン・プライス/市場予想価格:96,800円前後)も発売中

分離が良く音の境目が分かりやすい音像

 各音の分離が良く、無音の状態から音が鳴って消えていくまでがよく見えるオーディオI/Oです。テンポが速い曲や打ち込みと生楽器が融合したような曲でも、ベース・ラインの細かな動き、木琴などの打楽器の立ち上がりや減衰が分かりやすいです。音同士の境目がよく分離しており、これまで何度も聴いてきた曲でも“そんな音だったのか……”という発見があると思います。マイクプリは高域に伸びがありつつも素直な印象です。

 さらに、オーディオI/O本体のDSP/FPGAで駆動可能な37種類のエフェクトを付属。中にはDSPミキサーからすべてのチャンネルをセンドできるリバーブ=Auraverbもあり便利です。

 別々のキュー・ミックスを用意できる2つのヘッドフォン端子など、小型軽量のボディに機能が詰め込まれています。たくさんの音数を扱って、アレンジとミックスを並列で行いながら楽曲を作っていくような、今の作家にとってのネクスト・ステップ需要を満たす製品だと感じました。

 製品情報 

10万円以内で購入できるオーディオ・インターフェース特集 2022

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