KORG Live Extremeにバイノーラル技術HPL搭載。ermhoi、砂原良徳参加イベントも

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　KORGは、インターネット動画配信システムLive Extremeの最新版となるVersion 1.10 をリリースした。アコースティックフィールドのバイノーラルプロセッシング技術HPL (Headphone Listening)をエンコーダーに搭載している。

　Live Extreme配信では、これまで「象眠舎 Live at Cotton Club」をはじめ、多くのHPL採⽤実績があったが、別途HPLプロセッシング用の機材が必要だった。今回のアップデートによって、Live Extreme Encoder⾃体にHPLエンコーダーを内蔵。エンコーダーに⼊⼒されたステレオやサラウンド⾳声から、内部でバイノーラル⾳声をリアルタイムに⽣成し、ライブ配信できるようになった。視聴者は特別なソフトウェアなしに、ヘッドフォンでもスピーカー再⽣のような⾳の定位感を得ることができる。エンコーダーの⾳声⼊⼒チャンネル数も従来の8から12に拡張され、最⼤7.1.4chの⾳声⼊⼒に対応した。

HPL対応記念イベント

　Live ExtremeのHPL対応を記念して、Live Extremeを常設導⼊している御茶ノ水RITTOR BASEより、無料ライブ配信イベントが決定。HPL開発者である久保⼆朗⽒（アコースティックフィールド）とKORGスタッフによる技術解説に加え、シンガーソングライターermhoiによる⽣演奏、さらに砂原良徳がLive Extremeのために制作したオリジナルの⽴体⾳響作品「Surround Speaker Test」(5.1.4ch) が初公開される。

ermhoi

　⽇本とアイルランド双⽅にルーツを持ち、ジャンルを縦横無尽に⾏き交うトラックメイカー／シンガー。 1stアルバム『Junior Refugee』を2015年にSalvaged Tapesからリリース。その活動は映画やTVCMへの楽曲提供とリミックス、ボーカルやシンセ、コーラスとしてのサポートなど多岐にわたる。 2018年には⼩林うてな、julia shortreedと共にblack boboiを結成し、「FUJI ROCK FESTIVAL '19」のレッドマーキーに出演。2019年からは常⽥⼤希が率いるMillennium Paradeにも参加している。