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オーディオインターフェース 選び方のポイント&おすすめ製品カタログ

オーディオインターフェース 選び方のポイント&おすすめ製品カタログ

オーディオインターフェースとは、パソコンやスマートフォンとつないでマイクや楽器などの音を入力し、スピーカーやヘッドホン/イヤホンなどに出力するための機械です。声や楽器の演奏を録音するなら必須と言えるでしょう。また、高品質でデジタル信号をアナログ信号へ変換する(パソコンから出た信号を音に変換する)ための“DAコンバーター”や“ヘッドホンアンプ”を備えているため、より良い音を聴きながら制作したい人にも導入をお勧めします。ここでは、オーディオインターフェースの選び方のポイントと、おすすめ製品を紹介します。

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 こんな方は要チェック! 

✓ マイクで声を録音したい
✓ 楽器の演奏を録音したい
✓ ライブ配信をしたい
✓ 良い音でモニタリングしたい

オーディオインターフェース選び方のポイント

1. 目的に合ったデザインを選ぶ

 自分がどういう目的、シチュエーションで使用するかを考えてみましょう。リハスタやライブなどで使用するのなら、携行性を重視してコンパクトで頑丈そうな製品、USBの給電だけで動作するものが良いでしょう。自宅で使用するなら、最近はコンソール型の製品もあります。これらは大きいボリュームノブや、モニタースピーカーの切り替え機能、トークバック、ディマーなど、録音やミックスに有利な機能が付いています。

 各メーカーのWebサイトを訪れて、自分が好きなデザイン、やる気になるデザインを探してみましょう。また、ライブ配信などを行いたい場合は、“ループバック”というライブ配信機能があるかどうかもチェックしたいポイントです。

2. 接続規格と対応OSを確認

 オーディオインターフェースのUSB接続はUSB 2.0とUSB3.0、そしてThunderboltという高性能規格の3種類があり、後者になるほど高速な接続規格です。ほとんどのオーディオインターフェースとコンピューターはUSBでの接続が可能ですが、“Thunderbolt接続のみ”というものもありますので、対応していないコンピューターでは使えない場合もあります。一応チェックしましょう。

 対応OSについては、ほとんどの製品がMac/Windowsに対応していますが、こちらも一応チェックしましょう。特に新しいオーディオインターフェースと古いコンピューターの場合、OSのバージョンが対応していない場合があります。iOS(iPhoneやiPad)、Androidで使用したい場合も対応可能かを調べましょう。

3. 必要な入出力端子の数をチェック

 自分の制作スタイルに合わせて、必要な入出力数を想定しておくことが重要です。例えば、アコギで弾き語りするのであれば、歌用とギター用の2つのマイク入力で十分でしょう。一方ライブなどで使用したい場合、ドラマーにクリックを送る必要があるなど、アウトプットが2chだけでは足りない場合もあります。また、エレキギターなどを直接つないでプラグインで音作りしたい場合は、入力にHi-Z(楽器用のハイインピーダンス入力)の機能が付いているかもチェックしてください。

 

解説:Nagie(ANANT-GARDE EYES)

Nagie(ANANT-GARDE EYES)

©Seiji Okumura

「以上、3つのポイントの円グラフで最適な製品を選べると思います。心配な点があればメーカーのサポートに確認。音質などは友達などからのアドバイスも重要です」

【Profile】音楽録音/エンジニアとしての活動のみならず、アニメの劇伴制作、VOCALOID IAの開発も行うクリエイター。最近のミックス作品はカンザキイオリなど。

 

※記載されている製品価格はすべて2023年12月13日時点の税込み価格です。

ARTURIA MiniFuse Series

ARTURIA MiniFuse Series

MiniFuse 1:18,700円、MiniFuse 2:26,400円、MiniFuse 4:46,200円

対応OS:Mac、Windows、iOS、Android、iPadOS
接続規格:USB 2.0
入出力数:1イン/2アウト(MiniFuse 1)、2イン/2アウト(MiniFuse 4)、4イン/4アウト(MiniFuse 4)

 MiniFuseシリーズは、最高24ビット/192kHzに対応するオーディオインターフェース。入力数の異なる3つのモデルがラインナップされている。ダイナミックレンジは110dB、入力換算ノイズは-129dBとオーディオのレベルは高水準。シンプルな操作性で使いやすく、アルミダイキャスト製のボディで堅牢製にも優れる。コンパクトなので持ち運びにも便利だ。パソコンと接続するUSB-C端子以外に、ハブとして使えるUSB-A端子を備えており、MIDIキーボードなどの接続に使える。Ableton Live Liteほかバンドルソフトも豊富に付属する。

Avid MBOX Studio

Avid MBOX Studio

116,600円

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB-C 2.0(USB-A アダプター付属)
入出力数:21イン/22アウト

 MBOX Studioは、最高24ビット/192kHzに対応する21イン/22アウトのオーディオインターフェース。トップパネルの2つの大型ノブは、左がインプット系、右がアウトプット系の操作を行うもので、扱いやすさとともに本機の特徴的なデザインにも寄与している。インプットチャンネルは左上の6つのボタンで選択、アウトプット関連は右上の6つのボタンで選択する、直感的なユーザーインターフェースとなっている。DAWのPro Tools Studioと楽譜作成ソフトSibelius Artistの1年間サブスクリプションほか、豊富なエフェクトやサンプル集も付属。

BLACK LION AUDIO Revolution 2×2

BLACK LION AUDIO Revolution 2×2

オープンプライス(市場予想価格:55,000円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB-C 2.0(USB-C端子)
入出力数:2イン/2アウト

 Revolution 2×2は、最高24ビット/192kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェース。2chマイク/インストゥルメント/ライン入力、LEDメーター、大型ボリュームノブ、2chバランスライン出力、ヘッドホン出力、S/P DIF入出力を備え、入力/再生をブレンドするモニタリング機能も搭載。ハイエンドなコンデンサーによるアナログ回路、プロの現場で愛用されているMicro ClockシリーズゆずりのマクロMMCクロックも備える。低ノイズを実現するPG-iパワーフィルタリングテクノロジーも同社ならでは。

ESI Gigaport eX

ESI Gigaport eX

オープンプライス(市場予想価格/24,200円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS
接続規格:USB 3.1
入出力数:0イン/8アウト

 Gigaport eXは、最高24ビット/192kHzに対応し、8つのアナログ出力と2つのヘッドホン出力を備えた再生専用のオーディオインターフェース。5.1ch、または7.1chのセットアップに適しており、8つの出力は独立したコントロールが可能なので、映画音楽のミックスダウンやマルチメディアアプリケーションのオーサリングに活用できる。DJソフトとの組み合わせにおいては、8つのアナログ出力を4デッキのステレオ出力として使用可能だ。ほかにも、ライブでの演奏者へのクリック送出、インスタレーションのプレイバックシステムにも使用できる。

ESI Neva Uno / Neva Duo

ESI Neva Uno / Neva Duo

オープンプライス(市場予想価格/Neva Uno:9,460円前後、Neva Duo:12,650円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS
接続規格:USB 3.1
入出力数:2イン/2アウト

 Neva Uno/Neva Duoは、最高24ビット/192kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェース。小型で、ポッドキャスト制作やライブ配信に適する。Neva Unoは、ファンタム電源対応のXLR/TRSフォーンコンボ入力と、Hi-Z対応のTRSフォーン入力を搭載。Neva Duoは、ファンタム電源およびHi-Z対応のXLR/TRSフォーンコンボ入力を2基備えている。ステレオライン出力とヘッドホン出力を備え、ダイレクトモニタースイッチも有する。パソコンで再生している音を入力にループさせるループバック機能も備えている。

ESI U22 XT cosMik Set

ESI U22 XT cosMik Set

オープンプライス(市場予想価格/27,500円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト

 U22 XT cosMik Setは、最高24ビット/96kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェースU22 XTを中心に、1インチの大型ダイアフラムを搭載した単一指向性のコンデンサーマイクcosMik 10と専用スタンド、50mmの大口径ネオジムドライバーを採用したヘッドホンeXtra 10、DAWのBITWIG Bitwig Studio 8-Track、その他必要なケーブルをすべてそろえたオールインワンバンドル。箱から取り出してすぐに制作が始められ、現役エンジニアによるアドバイスガイドも付属しているので、ビギナーの最初の一歩に適している。

FOCUSRITE Scarlett Solo Gen4 / 2i2 Gen4 / 4i4 Gen4 / 8i6 / 18i8 / 18i

FOCUSRITE Scarlett Solo Gen4 / 2i2 Gen4 / 4i4 Gen4 / 8i6 / 18i8 / 18i

オープンプライス(市場予想価格/Scarlett Solo Gen4:23,650円前後、Scarlett 2i2 Gen4:31,900円前後、Scarlett 4i4 Gen4:45,100円前後、Scarlett 8i6:47,300円前後、Scarlett 18i8:69,850円前後、Scarlett 18i20:91,300円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト(Solo Gen4、2i2 Gen4)、4イン/4アウト(4i4 Gen4)、8イン/6アウト(8i6)、18イン/8アウト(18i8)、18イン/20アウト(18i20)

一部モデルが第4世代に入り機能的にブラッシュアップ バリエーション豊かなオーディオインターフェース

 Scarlettシリーズは最高24ビット/192kHzに対応するオーディオインターフェース。ScarlettSolo Gen4は2イン/2アウトのエントリーモデル。マイク入力と楽器入力を1つずつ備える。Scarlett 2i2 Gen4は2イン/2アウトでマイク入力と楽器入力を2つずつ搭載。Scarlett 4i4 Gen4は4イン/4アウトで入出力はより豊富に。Scarlett Solo Studio Gen4、Scarlett 2i2 Studio Gen4というマイクやヘッドフォン、ケーブルをセットにしたオールインワンパッケージも用意されている。

 ここまでのモデルはその名前からも分かる通り第4世代に入り、ブレゼンスブーストとハーモニックドライブという2種類のサウンドが得られる新たなAirモードや、PC内で再生されたステレオオーディオを簡単にDAWへ取り込むことができるループバック機能を搭載するなどブラッシュアップが図られている。

 Scarlett 8i6は8イン/6アウトで2つのマイクプリ、4つのライン入出力に加えS/P DIF入出力も備えている。Scarlett 18i8は18イン/8アウトでバンドのレコーディングにも対応。S/P DIFやADATでの外部ハードウェアでの拡張も可能だ。Scarlett 18i20は18イン/20アウトのフラッグシップ。ラックマウントでも使える。いずれのモデルも楽曲制作に活用できる豊富なソフトをバンドルしている。

FOCUSRITE Clarett+ 2Pre / 4Pre / 8Pre

FOCUSRITE Clarett+ 2Pre / 4Pre / 8Pre

オープンプライス(市場予想価格/Clarett+ 2Pre:79,500円前後、Clarett+ 4Pre:106,700円前後、Clarett+ 8Pre:152,900円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:10イン/4アウト(Clarett+2Pre)、18イン/8アウト(Clarett+4Pre)、18イン/20アウト(Clarett+8Pre)

 Clarett+シリーズは、オールアナログ方式のマイクプリを搭載したオーディオインターフェース。高ヘッドルーム、低ひずみ、低ノイズでクリアな録音を実現。名機ISA110をエミュレートし、オンにすることでサウンドに輝きと存在感を与えるAir機能も持つ。サンプリング周波数やクロックソース、アウトプットルーティングなどが設定できるソフトFocusrite Controlも付属。Clarett+ 2Preは10イン/4アウトでマイクプリを2基搭載、Clarett+ 4Preは18イン/8アウトでマイクプリを4基搭載、Clarett+ 8Preは18イン/20アウトでマイクプリを8基搭載。

FOCUSRITE Vocaster One / Two

FOCUSRITE Vocaster One / Two

オープンプライス(市場予想価格/Vocaster One:33,840円前後、Vocaster Two:48,180円前後)

対応OS:Mac、Windows、iPadOS
接続規格:USB 2.0
入出力数:1イン/2アウト(Vocaster One)、2イン/2アウト(Vocaster Two)

 Vocaster Oneは、ポッドキャスティングやストリーミングなど、配信用途に適した1イン/2アウトのオーディオインターフェース。ファンタム電源対応のXLR端子を1基備え、レベル設定を簡単に行えるオートゲイン、ワンクリックで音声を適切な状態にするエンハンス、不要な音声をシャットアウトできるミュート、携帯電話やカメラへの接続機能などを搭載。付属のソフトVocaster Hubを使ってレベルやサウンドの調整、ループバックの設定も行える。2イン/2アウト仕様のVocaster Twoもラインナップ。こちらはBluetoothでの音声入力にも対応する。

IK Multimedia AXE I/O / AXE I/O ONE

IK Multimedia AXE I/O / AXE I/O ONE

AXE I/O:70,400円、AXE I/O ONE:22,880円

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/5アウト(AXE I/O)、1イン/3アウト(AXE I/O ONE)
バンドルソフト:AmpliTube 5 SE、TONEX SE、Ableton Live Lite

 AXE I/Oは、最高24ビット/192kHzに対応する2イン/5アウトのオーディオインターフェース。ギタリスト向けに開発されており、パッシブピックアップとアクティブピックアップのいずれかのモードを選べるセレクター、接続されたギターやピックアップに合わせて調整可能な入力インピーダンス、録音した音をギターアンプやストンプに接続してリアンプできるアンプ出力を搭載。温かみのあるサウンドか正確性を重視したサウンドか、いずれかが選べるプリアンプも特徴だ。AXE I/Oの機能を凝縮した1イン/3アウトのAXE I/O ONEもラインナップ

MACKIE. DLZ CREATOR

MACKIE. DLZ CREATOR

オープンプライス(市場予想価格/122,650円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:14イン/4アウト

 DLZ CREATORは、最高24ビット/48kHzに対応する14イン/4アウトのデジタルミキサー。ポッドキャスト制作やライブ配信に適したモデルだ。初めてミキサーに触れるユーザーでも簡単にセットアップ/操作が行える“EASY”モード、3バンドEQやエフェクトのオン/オフなどが操作できる“ENHANCED”モード、あらゆるパラメーターにアクセスできる“PRO”モードと、習熟度によって適したモードが選択可能。操作に迷ったらMix Agent機能が画面でナビゲーションしてくれる。配信アプリOBS/NDIに対応。拡張性もありライブ配信で使える1台だ。

MACKIE. M·CASTER STUDIO

MACKIE. M·CASTER STUDIO

オープンプライス(市場予想価格/50,050円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、Android
接続規格:USB 2.0
入出力数:3イン/2アウト

 M・CASTER STUDIOは、ライブ配信に適したコンパクトなデジタルミキサー。内蔵ストレージに音源を保存しておき、4つのパッドで再生可能。各入力チャンネルに搭載されたStreamFXノブを回すことで深みのあるエコーからファニーなボイスチェンジまで、さまざまな効果が楽しめる。楽器、ヘッドホン、パソコン、マイク(ファンタム電源付き)などからの入力に対応し、ヘッドホン出力とスピーカー出力を備えている。Bluetooth経由で通話や音楽の音声を取り込むこともできる。スマートフォンからの入力に対し自動ミックスマイナス機能が働くのも便利だ。

MOTU M2

MOTU M2

オープンプライス(市場予想価格/32,780円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト

上位クラスにも採用されるDAコンバーターを搭載したコンパクトなオーディオインターフェース

 M2は、最高24ビット/192kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェース。上位クラスにも使用されるESS TechnologyのDAコンバーターSabre 32 Ultra DACを採用した高品位なサウンドが特徴だ。-129dBu EINを実現したクリーンなプリアンプと120dBのダイナミックレンジを実現したメイン出力、プロのヘッドホンアンプに匹敵するヘッドホン出力を備えている。レイテンシーを極限まで低減させたハイスピード通信も特徴で、パソコンを介した入力のモニタリング到達までに96kHz/32サンプルバッファー使用時で2.5msが達成されている。

 2つのXLR/TRSフォーンコンボ入力はファンタム電源を搭載しマイク/ライン/Hi-Zに対応、出力はTRSフォーン×2とRCA×2を搭載。すべての入力および出力に対応する詳細なレベルメーターを備えたフルカラーLCDも制作の大きな助けになるだろう。パソコンの音声と、マイクやギターの入力を組み合わせたミックス出力を、ライブ配信アプリなどにリアルタイムでストリーミングするループバックにも対応している。

 バンドルソフトも豊富で、DAWのMOTU Performer Lite、Ableton Live Liteのほか、100種以上の楽器音色を含むバーチャルインストゥルメントやループ/サウンドパックを付属する。

NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE AUDIO 1 / 2 / 6 MK2

NATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE AUDIO 1 / 2 / 6 MK2

オープンプライス(市場予想価格/KOMPLETE AUDIO 1:12,400円前後、KOMPLETE AUDIO 2:15,400円前後、KOMPLETE AUDIO 6 MK2:26,000円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト(KOMPLETE AUDIO 1、KOMPLETE AUDIO 2)、6イン/6アウト(KOMPLETE AUDIO 6 MK2)

 最高24ビット/192kHz対応に対応するオーディオインターフェース。KOMPLETE AUDIO 1は、XLRとフォーンの入力端子を搭載し、ボーカルにはXLR端子、ギターやそのほかのライン入力にはフォーン端子と、弾き語りなどの同時レコーディングにも適している。KOMPLETE AUDIO 2は、XLR/フォーンコンボ入力端子を2つ搭載。アコギなどのM/S録音やシンセなどのステレオ録音に適する。KOMPLETE AUDIO 6 MK2は、XLR/フォーンコンボ入力端子など4つのアナログ入出力、個別に音量調整が可能な2つのヘッドホン出力など豊富に装備している。

PreSonus AudioBox GO / Revelator io44 / Revelator io24

PreSonus AudioBox GO / Revelator io44 / Revelator io24

オープンプライス(市場予想価格/AudioBox GO:12,100円前後、Revelator io44:27,500円前後、Revelator io24:30,800円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS、Android、Chrome OS(AudioBox GOのみ)
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト(AudioBox GO)、8イン/6アウト(Revelator io44)、6イン/6アウト(Revelator io24)

 AudioBox GOは、PreSonus史上最もコンパクトでリーズナブルなモデル。2イン/2アウト仕様。240gという軽量で優れた可搬性が魅力となっている。Revelator io44は、8イン/6アウトでゲーム実況などの配信に適したモデル。複数のソフト間のオーディオをミックスできるループバック機能を備え、入力を2ミックスにまとめてダイレクトに配信ソフトへ出力できる。Revelator io24も実況などの配信に適した6イン/6アウトモデルだ。こちらはMIDIインターフェースとしても機能する。3モデルとも最高24ビット/96kHzに対応している。

PreSonus AudioBox 96 STUDIO

PreSonus AudioBox 96 STUDIO

オープンプライス(市場予想価格/35,200円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS、Android
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト

購入してすぐに制作が始められるオールインワンのDTMパッケージ

 AudioBox 96 STUDIOは、オーディオ/MIDIインターフェース、DAW、コンデンサーマイク、ヘッドホンを1セットにしたDTMパッケージだ。AudioBox USB 96は、最高24ビット/96kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオ/MIDIインターフェース。2系統のコンボ入力やゼロレイテンシーモニタリング機能など、レコーディングに必要なベーシック機能を搭載している。USBバスパワー駆動に対応し、軽量コンパクトかつタフで可搬性にも優れる。

 DAWはStudio One Artistを用意。レコーディング、ミキシング、マスタリング、ビートメイキングなどのワークフローを、ワンクリックでスタートできる直感性が魅力だ。ビギナーにうれしいスマートテンプレートも用意されている。マイクはコンデンサー型のM7。大型ダイアフラムによる温かいサウンドが特徴で、ボーカルや楽器に幅広く使用できる。密閉型のヘッドホンHD7は、サウンドのディテールをとらえる解像感がミックス作業に適している。

 レッスンツール、サウンドパック/エフェクト、バーチャルインストゥルメント、エフェクトプラグインなど、総額100,000円以上のコンテンツが収録されたStudio Magicソフトウェア・スイートも収録。購入直後から豊富な音色を使った楽曲制作が始めるられるのはうれしい。

SSL SSL 2

SSL SSL 2

オープン・プライス(市場予想価格/29,920円前後)

対応OS:Mac、Windows
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト

SL4000シリーズのサウンドキャラクターがボタン一つで得られるオーディオインターフェース

 SSL2は、最高24ビット/192kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェース。トップパネルに用意された“4K”スイッチを押すことで、SSLが誇るプロ仕様のアナログミキシングコンソールSL4000シリーズのサウンドキャラクターが得られるのが大きな特徴だ。

 高周波帯域のEQブーストで、SL4000シリーズでよく知られている“音楽的に前に来る”EQの効果が現れ、わずかなハーモニクスによるひずみも付加される。SL4000シリーズでは、コンプレッサーのVCAやVCAフェーダー、トランジスターによるミックスアンプなどそれぞれのステージを通るたびにわずかなハーモニクスによるひずみ成分が付加されていくが、SSL2ではこれを意図的に加えることでサウンドをよりエッジの効いたものにできる。SSLクオリティで仕上げられた2系統のマイクプリアンプなど確かな基本性能があって初めて生きてくる機能であると言えるだろう。

 また、簡単に扱える低遅延のモニターミックスコントロール、2系統の広大なダイナミックレンジを実現するバランス回路モニターアウトプットも特徴だ。さらに、無償のソフトウェアバンドルSSL Production Packも魅力。多くのバーチャルインストゥルメントやプラグイン、サンプル、DAWが用意され、制作に役立てられる。

UNIVERSAL AUDIO Volt 1 / Volt 176

UNIVERSAL AUDIO Volt 1 / Volt 176

Volt 1:22,000円、Volt 176:30,800円

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS
接続規格:USB 2.0
入出力数:1イン/2アウト

 Volt 1は、最高24ビット/192kHzに対応する1イン/2アウトのオーディオインターフェース。ポッドキャスト制作者やミュージシャンにハイクオリティなサウンドを提供する。iPhoneやiPadに接続して使うことも可能だ。UNIVERSAL AUDIOが誇るビンテージマイクプリを再現したモードを活用し、ボーカルやギターを豊かなサウンドで録音できる。Volt 176も同じ1イン/2アウト仕様だが、さらにUNIVERSAL AUDIOの名機1176をベースにしたアナログコンプ回路でサウンドにパンチと存在感をもたらす。DAWやプラグインエフェクトもバンドル。

ZOOM AMS-24

ZOOM AMS-24

オープンプライス(市場予想価格/14,900円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS、Android
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/4アウト

 重さ180g、手のひらサイズのAMS-24は、最高24ビット/96kHzに対応する2イン/4アウトのオーディオインターフェース。パソコンの音声と入力音声をミックスして出力できるLOOPBACKスイッチや、スイッチ一つでライブ配信に最適なステレオミックスが作れるSTREAMINGモードを搭載している。2つのXLR/TRSフォーンコンボ入力、ステレオL/RのTRSフォーン出力、独立2系統のヘッドホン出力を装備。ファンタム電源に対応し、ギターやベースも直接接続可能。入力音声を直接モニターできるDIRECT MONITORスイッチも便利だ。

ZOOM LiveTrak L-8

ZOOM LiveTrak L-8

オープンプライス(市場予想価格/44,000円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS
接続規格:USB 2.0
入出力数:12イン/4アウト

 8チャンネルのデジタルミキサーとマルチトラックレコーダーを一体化したLiveTrak L-8。最高24ビット/48kHzに対応する12イン/4アウトのオーディオインターフェースとしても機能する。最大12トラックの同時録音、10トラックの同時再生が可能。+54dBのマイクプリアンプを6系統装備し、十分なダイナミックレンジでクリアに収録できる。電話参加のゲストを招待できるミックスマイナス機能付きスマートフォン入力、ジングルや効果音を任意のタイミングで鳴らせる6個のサウンドパッドなど、ポッドキャスト制作とライブ配信に便利な機能を搭載。

ZOOM UAC-232

ZOOM UAC-232

オープンプライス(市場予想価格/24,000円前後)

対応OS:Mac、Windows、iOS、iPadOS、Android
接続規格:USB 2.0
入出力数:2イン/2アウト

 UAC-232は、最高32ビットフロート/192kHzに対応する2イン/2アウトのオーディオインターフェース。独自のデュアルAD回路と32ビットフロートオーディオ技術により、ゲイン調整不要で音割れのないレコーディングが行える。2つのXLR/TRSフォーンコンボ入力、ステレオL/RのTRSフォーン出力を装備。Hi-Z切替スイッチによりギターやベースも直接接続できる。専用アプリを介し、入力信号をステレオミックスして配信できるSTREAMINGモード、パソコンで再生された音声と入力音声をミックスして配信できるLOOPBACK機能も活用できる。

サンレコ・ビギナーズ|音楽制作に役立つ初心者ガイド

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