beyerdynamicの密閉型モニターヘッドホンDT 1770 PROと開放型モニターヘッドホンDT 1990 PROの後継モデルとなる、DT 1770 PRO MKIIとDT 1990 PRO MKIIが発表された。価格はどちらもオープンプライスで、市場予想価格は各92,000円前後。2024年12月に発売が予定されている。
新世代TESLA.45ドライバーを搭載し30Ωの低インピーダンス化を実現
初代DT 1770 PROとDT 1990 PROは、どちらも高磁力テスラドライバーを搭載したスタジオ用ハイエンドヘッドホンとして人気を博したモデル。今回のMKIIでは全く新しい設計による新世代のTESLA.45ドライバーを採用し、解像度、低ひずみ、インパルス応答のいずれにおいてもさらなる性能向上が図られている。特に、高音圧下でも忠実に信号を再現できるのがポイントだという。また、ドライバーのインピーダンスが30Ωに抑えられたことで、モバイルデバイスなどでも音質を損なうことなく再生できるという。
密閉型のDT 1770 PRO MKII
プレミアムモデルとして正確な低域のレスポンス、透明感のある中音域、そしてディ テールに富んだな高周波数帯域を獲得。イヤーパッドはベロアと人工皮革の2タイプが付属する。ケーブルはカールタイプとストレートの2種類が標準で付属。ステレオフォーン(標準)へのアダプターと専用ケースもパッケージに同梱される。
開放型のDT 1990 PRO MKII
正確な低音域のレスポンスを誇ると同時に、DT 1990 PROと比べて高域はやや抑えめとなったが、多くのディテール を再現し、ミキシング時の正確な判断を可能とする。広い音場によって、楽器や音声の定位を緻密に調整できる。ベロアのイヤーパッドは音楽制作向けのものと、ミックス&マスタリング向けのものの2タイプが付属する。2種類のケーブル、ステレオフォーン(標準)へのアダプター、専用ケースが同梱される点はDT 1770 PRO MKIIと同様だ。