ZOOMは、32ビット・フロートオーディオに対応した、ゲイン調整の要らない10chの超小型デジタルミキサー&レコーダー、LiveTrak L6(オープンプライス:市場予想価格36,900円前後)を9月下旬に発売する。
各入力チャンネル+ステレオマスターの12tr同時録音を実現
LiveTrak L6は、デュアルAD回路と32bitフロート録音技術を搭載したことで、ゲイン(入力音量)の調整が不要な世界初のデジタルミキサー。10ch分のオーディオ信号を入力し、別売りのmicroSDHC/SDXCカードに最大12トラック(10トラック+マスターL/R)の同時録音が行える(動作&録音サンプリングレートは48kHz)。
マイク&ライン入力に対応するch1&2のXLR/TRSフォーン・コンボ入力端子×2系統は、48Vファンタム電源の供給も可能。小さな音から大きな音まで、ゲイン調整不要でひずみのないクリアな音声を実現する。また、ch3〜6はライン入力専用で、モノラルでもステレオでも使用できる。
最終段にはレベルオーバーを防いで音圧を稼ぐマスターコンプを内蔵。入力、ミックス、録音、出力のどの段階でも耳障りなひずみの発生を回避する。
MIDI IN/OUTも装備しライブ用ミキサーにも
ボディサイズは幅23cm/奥行き11cmとコンパクト。単3電池×4本またはUSBモバイル電源で動作するバッテリー駆動設計により、ステージで複数のシンセサイザーをミキシングしたり、外出先でポッドキャストを収録したりと、手軽に持ち運んで活用できるのもポイントだ。3.5mm TRSフォーンのMIDI IN/OUT端子を備えており、複数の機器を同期演奏するマシンライブ用ミキサーとしても便利に使える。別売りでユーロラックに組み込めるマウントアダプター(ERL-6)も用意される。
さらに、12イン/4アウト、32ビット・フロート対応のUSBオーディオ・インターフェース機能も内蔵。Windows/Mac/iOSデバイスでのレコーディングや、ライブ配信用ミキサーとして活用できる。
そのほか、3バンドのチャンネルEQ、リバーブ/ディレイ計5種類から選べるセンドエフェクト、プリフェーダー/ポストフェーダーが選択可能な2系統のAUX SEND、3種類のミキサー設定を保存できるシーンメモリー、ジングルや効果音を任意のタイミングで鳴らせる4つのSOUND PADなどを備えている。