Shureは、コンテンツクリエイターやビデオグラファー、モバイルジャーナリスト向けの新しいワイヤレスマイクシリーズ、MoveMicを発売した。1chもしくは2ch運用できるクリップオンマイクで、スマートフォンへの直接録音に加え、受信機と組み合わせることでデジタル一眼カメラやコンピューターなどとも併用できる。
最長24時間運用が可能なワイヤレスマイク
MoveMicは、これまで数々のマイクとワイヤレス機器を手掛けてきたShureのエンジニア陣が、ゼロからカスタムアコースティック設計と独自のワイヤレスソフトウェアを開発。ブロードキャスト品質の音質と、信頼性と耐久性を実現しているという。マイクは、シングルチャンネルのMoveMic One(オープンプライス:市場予想価格37,400円前後)と、2ch分のマイクがそろうMoveMic Two(オープンプライス:市場予想価格53,900円前後)がラインナップ。マイク本体は22(W)×46(H)×15(D)mmと超小型で、目立たず装着できるデザインを特徴とする。
MoveMic One/Twoは、USB-C端子から充電器を兼ねたケースを経由してバッテリーをチャージ。本体のみで8時間使用でき、充電ケースで8時間×2回の追加フル充電が可能となっている。
専用アプリとの組み合わせで一度ペアリングすれば自動再接続
専用録画/配信アプリであるShurePlus MOTIV Videoと一度ペアリングすれば、マイクを充電ケースから取り出して電源を入れると、最後にペアリングしていたデバイスへ自動的に再接続。ゲイン、リミッター、コンプレッサー、ノイズ低減、EQなどを細かくカスタマイズできる。IPX4防滴性能で、雨や液体こぼれ、水しぶきにも強い設計だ。
受信機を加えるとさまざまなデバイスとの接続も可能に
また、他のアプリや他の機器との組み合わせを考慮し、専用受信機のMoveMic Receiver(オープンプライス:市場予想価格30,800円前後)と、MoveMic TwoとMoveMic Recieverとがセットになった「MoveMic Two 受信機キット」(オープンプライス:市場予想価格77,000円前後)もラインナップ。受信機からの出力はライン(ステレオミニ)とUSB-Cが用意されており、ヘッドフォン出力も併装する。なおUSB-C〜USB-Cケーブルは同梱、USB-C〜Lightningケーブルは別売り。