KORGがモデリングシンセmulti/polyのモジュール版multi/poly moduleとソフトウェア版multi/poly nativeを発表

 KORGは、アナログモデリングシンセmulti/polyのモジュール版multi/poly module(94,600円)とソフトウェア版のmulti/poly native(19,900円)を発表した。multi/poly nativeには、multi/polyまたはmulti/poly moduleユーザー向けに、クロスグレードパッケージ(4,900円)が用意されている。なおmulti/poly moduleは発売中で、multi/poly nativeは2月下旬の発売を予定する。

multi/poly module

 multi/poly moduleは、multi/polyのすべての機能をコンパクトなラックマウント(19インチ)に収めたモジュール版。MIDI 2.0プロパティ・エクスチェンジ(MIDIを使ってデバイス同士の音色やパラメーターなどの情報を送受信する機能)やポリ・アフタータッチなどをサポートしており、同社のMIDIキーボードKeystageと連携して使用することも可能だ。

 リアパネルは本体内側に向かってへこんだ構造になっており、ラックの上段を空けておかずとも、ケーブルを接続することが可能。さらに両サイドのラックマウント・アダプターの取り付け方を変えることで、デスクトップ用にパネルの角度を立てることもできる。

各種端子が搭載されているリアパネルはへこんだ設計になっている

アダプターの位置を変えることで、パネルを立てることが可能

multi/poly native

 multi/poly nativeは、multi/polyのソフトシンセ版。Mac/Windowsに対応し、スタンドアローンおよびAAX/AU/VST3プラグインとして動作する。実機と同じような音作りができるため、付属の専用ソフトmulti/poly Editor/Librarianを経由することで、作成したパッチをハードとソフト間で共有して使用することも可能となっている。

multi/poly nativeのPLAYタブ。ここではLAYER A/B/C/Dにおける各オシレーターやフィルターのほか、アルペジエイターなどの調整が行える

 

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