UVIは、サウンドデザイナーとして知られるヴィーナス・セオリー(Venus Theory)のアイディアを具現化したシネマティックソフト音源、Noctuaをリリース。無償で提供を開始した。同社Falconまたは無償のUVI Workstation上で動作する。
Noctuaは、ヴィーナス・セオリーによる手作りのサンプルを基にしたマルチレイヤー音源。メインとなる2つのサンプルレイヤーとサブレイヤーの3レイヤーで構成されている。サンプルレイヤーではペダルエフェクトやグラニュラー処理を用いた「FX Box」、アナログシンセとペダルを組み合わせた「Analog」、電磁場から生み出される音を処理した「EMF」という3つのカテゴリーからソースを選択できる。また、サブレイヤーにはモーフィング可能なサブオシレーターがスタンバイ。豊かで力強い低域を生み出す。
Noctuaの3つのレイヤーそれぞれには、独自のマイクロトーナルシーケンサーが搭載。わずかなモジュレーションから絡み合ったボイシングや進行まで、さまざまなプログラミングが可能だ。また、カスタム設計のワンノブエフェクトも用意されている上、レイヤーごとに設定可能なリバーブ&ディレイセンド、最終的なサウンド仕上げのためのオーバードライブ、コンプレッサー、EQ、マキシマイザーも内蔵する。
ヴィーナス・セオリーとUVIが制作した100種類のプリセットが付属する。
なお、UVI Portalからの登録やダウンロードに時間がかかる場合は、UVI Webサイトの「マイプロダクトページ」も利用できる。