MOOGより、ロバート・モーグ博士が製作した最初のコンパクトなモジュラー・シンセを忠実に復刻したModel 10 (2,640,000円)が7月22日(土)に発売となる(受注生産)。
11個のディスクリート・アナログ・モジュールで構成。トーレックス仕上げの木製フレームに収められ、Model 15の先行製品として1971年に発売されていた。
今回発売される復刻版Model 10は、50年前と同じMOOG工場の基準に沿って製造。オリジナルと同様、手ハンダによる基板へのパーツ取付けと配線が施されている。
また、現代の音楽制作環境に対応するべく、電源部が100V、120V、220V、240Vの各電源電圧に対応。キャビネットのリアパネルも再設計し、電源スイッチ、電源ランプ、電源コネクター、アース端子、電源電圧切り替えスイッチが一新された。さらに、チューニングのキャリブレーションと安定性を向上させ、チューニングのズレが少ないタイトなキャリブレーションを実現している。
モジュール
901 Voltage Controlled Oscillator ×1
901A Oscillator driver ×1
901B Oscillators ×2
902 Voltage Controlled Amplifier ×1
903A Random Signal Generator ×1
904A Voltage Controlled Low Pass Filter ×1
907 Fixed Filter Bank ×1
911 Envelope Generators ×2
CP11 Console Panel ×1
130W 120VAC Power Supply(オーダーにより230VAC も可能)×1