MACKIE.は、配信やコンテンツ制作を始めたいと考えているミキサーに不慣れなエントリーユーザーから、プロ・エンジニアまで、配信やポッドキャスト収録を中心にさまざまな用途を想定したデジタルミキサーDLZ CREATORを発表した。今夏発売予定で、オープンプライス(市場予想価格122,650円前後)。
EASYモード
EASY/ENHANCE/PROの3つのモードを備えているのが特徴。EASYモードでは10.1インチ大型タッチパネルの指示に従って、接続するマイクなどの種類を選択すると、それに合わせた最適な処理を設定するMix Agentを搭載。テスト入力した音声で自動的に入力音量を調整してくれるので、後はフェーダー操作だけで高音質のミックスが行える。なお、画面表示は日本語を含む10言語に対応予定。
ENHANCEモード
ENHANCEモードでは、3つのスライダーを備えた3バンドEQやスライダー1つのコンプレッサー、ワンノブタイプのエフェクトなど、シンプルかつツボを押さえた調整が可能となる。
PROモード
PROモードでは、フルパラメトリックEQやフルパラメーターのコンプレッサー、ディエッサーなど、詳細な設定が可能。プロの現場の細かな要求にも対応できる。
4系統のマイク入力には新設計Onyx80プリアンプを搭載
入力チャンネルはモノラル4ch+ステレオ4系統の12ch。モノラル入力には最大80dbゲインが得られる新設計のマイクプリアンプOnyx80を搭載。ポッドキャスターに人気のSHURE SM7Bのような感度の低いマイクにも対応する。そのほかTRSフォーン×2(ch5/6)、ステレオ・ミニ(ch7/8)でのライン入力、内部SDカードやコンピューターからのストリーミング、Bluetoothオーディオ入出力を備え、SEの再生やリモートゲストの参加も想定した構成を採用する。出力端子はTRSフォーン×2のステレオ・メイン・アウトのほか、ミックスバランスを調整できる4系統のヘッドフォン出力も備えている。
オートミックス/マルチ録音/サンプルパッドなどの機能
ハウリングを回避しながら4chのマイク入力のバランスを自動調整するAUTOMIXコントロール、マイクへの音声入力があったときに他の音声を下げるAuto Ducking、SDカードやUSBメモリーへの全入力チャンネル+ステレオアウトのマルチトラックレコーディング機能、14イン/4アウトのオーディオインターフェース機能、サンプルパッドでのSEやBGMの再生など、ライブ配信やポッドキャスト収録などに必要な機能を網羅する。
メーカーインタビューはこちら