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AVID、Big Sur対応のPro Tools 2021.3公開。10MHz対応の新シンクロナイザーPro Tools|Sync Xもリリース

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 AVIDは、DAWソフトPro Toolsおよびその上位版となるPro Tools|Ultimateの最新版、2021.3をリリースした。Mac版の対応OSはmacOS 10.14.6, 10.15.6、10.15.7、11.xとなり、INTEL製チップを搭載したMacでmacOS Big Surへの対応を果たしている(M1チップについては対応準備中)。WindowsはWindows 10(64ビット)に対応する。ソフトウェア・アップデート&サポート・プランの対象者やサブスクプリプション期間内のユーザーはダウンロード可能だ。

 

 また、Pro Tools/Pro Tools|Ultimateの年間サブスクリプション・ユーザーには、IK MULTIMEDIA Amplitube 5 SEとT-Racks 5 SEが提供される。

 

 Pro Tools 2021.3での主なアップデートは以下の通り。

 

●ステレオ.m4a(ALAC:Apple Lossless)ファイルの読み込み

 

●ダーク・テーマの表示改善

 

●MIDIキーボード・ウィンドウ
 コンピューターのキーボードでMIDI入力が可能に。ショートカットはShift+K

 

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●ダイナミック・トランスポートの改善
 再生中にダイナミック・トランスポート使用時のタイムライン追従が可能に

 

●セッション立ち上げ時の波形表示
 大規模セッションなどを立ち上げる際の、暫定的な低解像度波形表示が可能に

 

●バウンスの改善
 ADM BWFやマルチステムWAV(BWF)をネットワーク・ボリュームへのバウンスする際の速度改善。またMOVファイルへバウンスする際のオーディオ・フォーマットが追加された

 

●トラック・プリセット
 インストゥルメント・トラックやMIDIトラックのトラック・プリセットに、MIDI IN&OUT設定が含まれるようになった。ほかのセッション・ファイルからインストゥルメント・トラックやMIDIトラックをインポートする際も設定の継承が可能に

 

●Dolby Atmos改善(Pro Tools|Ultimate)
 Dolby Atmos Renderer使用時にステレオ・オブジェクトの作成&設定が容易に。また、フォールド・ダウン・パスを設けることで、オブジェクトからベッド・チャンネルへのアサインがしやすくなり、Dolby Atmos Rendererの無い環境でのモニタリングがしやすくなった。

 

 また、Pro Tools|Ultimateにおいて、Pro Tools|HDXまたはHD Nativeシステム用のHD Driverがアップデート。関連ハードウェアのファームウェア・アップデートが含まれている。

www.avid.com

リリース・ノート

https://avid.secure.force.com/pkb/articles/readme/Pro-Tools-2021-3-Release-Notes

 

www.digimart.net

Pro Tools|Sync X

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 Pro Tools|Synx HDに代わるシンクロナイザーとして、Pro Tools|Sync X(オープン・プライス)が発売。6系統のワード・クロックを備え、クロック精度の向上が図られたモデルだ。10MHzリファレンス・クロックの入力にも対応する。フロント・パネルには有機ELディスプレイを備え、設定の視認性も良好。入力ビデオ・リファレンスの自動検知機能も内蔵している。

製品情報

www.avid.com

国内正規ディーラーによる日本語情報

pro.miroc.co.jp

tacsystem.jp


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