松武秀樹 × SanDisk Extreme Portable SSD 〜制作パフォーマンスの要 SANDISKポータブルSSD【第5回】

松武秀樹 × SanDisk Extreme Portable SSD 〜制作パフォーマンスの要 SANDISKポータブルSSD【第5回】

大容量サンプルのソフト音源やミキシング用のワーキング・メディアとして、音楽クリエイターやサウンド・エンジニアにも活用されているポータブルSSD。各メーカーからさまざまな製品が発売されているが、こうしたフラッシュ・メモリーを使ったストレージの分野で長年の実績を誇るのがSANDISKだ。今回は、SanDisk Extreme Portable SSDを愛用している松武秀樹が登場。「ストレージの進化とともにキャリアを重ねてきたようなものですよ」と語る彼に、SANDISKの魅力を尋ねた。

Photo:Hiroki Obara

Featured Product
SanDisk Extreme Portable SSD

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 松武が愛用しているSanDisk Extreme Portable SSDは一つ前の世代のもので、読出し速度は最大550MB/秒。「音楽制作においては十分な速さで、困ったことがない」と高く評価している。現行版はさらにパフォーマンスが向上し、最大速度は読出し1050MB/秒、書込み1000MB/秒。2mの高さからの落下保護や防滴/防塵機能を有し、耐久性も高めている。

PRICE
▪500GB:14,000円前後 ▪1TB:23,800円前後 ▪2TB:39,800円前後 ▪4TB:79,800円前後
※すべて現行版SanDisk Extreme Portable SSD(オープン・プライス)の市場予想価格(税込)

複数のSSDを使い分けてトラブルを回避

 DAWやソフト音源といったアプリケーションはAPPLE MacBook Proの内蔵ストレージにインストールしているのですが、セッション・ファイルについてはSanDisk Extreme Portable SSD上で動かしていて。携わるアーティストやプロジェクトごとにSSDを分けているから、気付けば結構な数を所有しているものの、一緒くたにして事故が起こってしまうよりも、そこはコストをかけた方がいいと思っています。昔のHDDとかに比べたら安いものだし、MOOG IIIC(モジュラー・シンセサイザー)で作った大事な音などもオーディオ・ファイルにしてSSDに保存しているんです。

 

 デモと本番のセッションも別々のSSDに入れています。ストレージって、曲作りの初期段階のバージョンと最新の状態を比較するためのものだとも思っていて。作成時期の違うデータが同一のストレージに混在していたら、幾らファイル名を書き分けていても紛らわしいし、2つに分けて保存しておく方が安全。作品をきちんと管理してクオリティをアップさせる上でも、SSDのようなストレージを積極的に使う価値があると思います

 

 しかもSANDISKのSSDは転送スピードが速いので、デモのセッションで使っていた音を本番に復活させたいときなども、データの移行がスムーズです。一台の中に複数のセッションを立ち上げて聴き比べしていても何ら問題無いし、そもそもセッションの起動からして速い。外付けHDDを使っていたころは、作業中に音の遅延が発生することもありましたが、SANDISKのSSDはコンピューターの内蔵ストレージと変わらない感覚で使えます

コスト・パフォーマンスに優れるのも特徴

 これまで何社かのSSDを試してきましたが、SANDISK一択になったのは転送スピードに加え、筐体のコンパクトさやタフネスがピカイチだからです。大量に持って歩くことはないけれど、小さくて軽いし、やっぱり携帯しやすいのは良いですね。またACアダプターなどが要らず、コンピューターにUSB接続するだけで使えるのも外出先でありがたいポイント。そして、コスト・パフォーマンスに優れています。前に使っていた他社のSSDと比べると、同じ容量のものが数千円も安いんですよ。性能、利便性、価格のすべてにきめ細やかな気配りを感じますね。

 

 僕は今、ラジオ番組のレギュラーを持っているんですが、その現場のスタッフもSANDISKのSSDを使っているんです。用途は音声編集などのワーキング・メディアで、とにかく速く作業できるから愛用しているそうで。音に携わる人にとって、SANDISKのSSDはメリットの塊なんじゃないでしょうか。僕は快適に仕事できているだけでなく、一度もトラブルに見舞われたことがありません。今後もストレージの進化というのは続いていくでしょうけど、当面は安心ですね。

 

松武秀樹
【Profile】シンセ・プログラマー/作編曲家/プロデューサー。20歳より故・冨田勲に師事して、MOOGシンセによる音楽制作を経験。独立後はYMOの制作やライブに参加し、1981年には自身のユニットLogic Systemを開始。昨年、ニュー・アルバム『TECHNASMA』をリリースした。

SanDisk Extreme Portable SSD 製品情報