ACOUSTIC REVIVE ヘビー・ユーザー・ストーリー「田中知之(FPM)」

ACOUSTIC REVIVE ヘビー・ユーザー・ストーリー「田中知之(FPM)」

 ケーブルをメインに高品位なオーディオ・アクセサリーを手掛けるACOUSTIC REVIVE。今回のヘビー・ユーザーは、オリンピック・パラリンピックで音楽監督を務めたことも記憶に新しいDJ/プロデューサーFPMこと田中知之。プライベート・スタジオを訪れ、製品の魅力を尋ねた。

Photo:Hiroki Obara

スピーカーの性能が十分に発揮されるように

 ACOUSTIC REVIVE使用歴5年の田中。現在のスタジオは大口径パワード・モニターMUSIKELECTRONIC GEITHAIN RL900の音に合わせて設計され、当初から満足できる仕上がりだったと言うが、それだけにACOUSTIC REVIVEとの出会いは青天の霹靂(へきれき)となったようだ。

 

 「知人に教えてもらって、RL900用の電源タップや電源ケーブル、ライン・ケーブルなどをACOUSTIC REVIVEのものに替えてみたんです。そしたら、もうびっくりで……ここまで変わるのか、と思い愕然としましたね。実は導入前、RL900だけでは低域がやや物足りない印象だったので、同じブランドのサブウーファーを買い足していたんです。結果は好感触だったのですが、その直後にACOUSTIC REVIVEを使い始めたら、RL900だけでも低域がきっちりと出るようになって。もっと早くに出会っていればサブウーファーを買わなかったかもしれない、というくらいにスピーカーのポテンシャルが発揮されたんです。曲作りの大詰めで、クラブやスタジアムを想定して調整する際には今もサブウーファーを併用しますが、使用頻度そのものはグッと下がりましたね。RL900で十分に低域が判断できるからです」

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MUSIKELECTRONIC GEITHAIN RL900とGENELEC 1030AにはACOUSTIC REVIVEの電源ケーブルやライン・ケーブルを使用

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コンセント・ベース、電源ケーブル、パワー・コンディショナー、電源ボックス+クォーツ・アンダーボードなど、スタジオの“上流”をACOUSTIC REVIVEの製品で固めている

 田中は現在のプライベート・スタジオを「自分が作った音楽をきちんと鳴らせる環境であり、作り込みが足りない部分を見付けられる環境」と語っている。

 

 「それは一番の宝だと思っていて。ACOUSTIC REVIVEを導入してから、RL900のコンディションまでよく分かるようになったんですよ。“わずかに左右のバランスがおかしいぞ”とかね。そしたら案の定、不調なところが見付かって、早めに修理することができました。メインテナンス中は問題個所に代替品を使っていたのですが、やっぱり明らかに差異が分かりました。音の違いを白日のもとにさらす、その実力がACOUSTIC REVIVEにはあるということです。非常に解像度の高い状態で音が見えるので、半端なものは作れないなとあらためて思いますね」

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オーディオI/O〜パッチ・ベイ周りにもACOUSTIC REVIVEのライン・ケーブルや電源ケーブルを活用

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新たに導入したHERITAGE AUDIO のモニター・コントローラーRAM System 2000の回線も、大半をACOUSTIC REVIVEで賄っている

“清楚で大胆”と評すべきサウンド

 ニアフィールドのパワード・モニターGENELEC 1030Aにも、ACOUSTIC REVIVEの電源機器やライン・ケーブルを活用している。

 

 「1030Aはダンス・ミュージックを気持ち良く鳴らしてくれるので、ミックスの追い込みなどではなく曲作りの初期段階に使っているんですけど、以前は“なかなか癖のある音がするな”と思ってました。ところが今、ACOUSTIC REVIVEの製品を組み合わせたことで、フラットな特性に寄った気がするんです。ハイグレードな電源機器やケーブルって、自分にとっては眉唾モノだったし、オカルティックに映ることも多いわけじゃないですか? でもACOUSTIC REVIVEに関しては、実際に導入し音の変化を体感している身として、原音に何かをプラス/マイナスするものではないと思いますね。言うなれば“ソース本来の音像を素直に再現することを助長するもの”と表現できるのかなと

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DJ機器にも惜しみなくACOUSTIC REVIVEの電源ケーブルやライン・ケーブルを投入

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NEVEのサイドカーの背面。やはりACOUSTIC REVIVEのライン・ケーブルが使用されている

 この連載の前回でフィーチャーした代官山のイベント・スペース、晴れたら空に豆まいて(晴れ豆)でライブをした際にも「やはり“アコリバ感”を覚えました」と田中。

 

 「晴れ豆もACOUSTIC REVIVEの製品を数多く導入しているので、出音が音楽的に心地良く、自分好みなんです。清楚で大胆、って感じのサウンドですね。何かで飾り立てて良く聴かせるのではなく、元の音を鳴らし切っている。僕のRL900もACOUSTIC REVIVEで“おっ!”という部分まで出るようになったし、さまざまな要素がグレード・アップしました。この音を覚えてしまうと、もう前の状態には戻れないというか、納得してジャッジすることができなくなるでしょうね。音楽の再生環境にはさまざまな考え方があると思いますが、ACOUSTIC REVIVEの環境では僕が音楽制作やモニタリングに求めるものが確実に得られるんです

 

田中知之

<BIO>DJ/プロデューサー。リミキサーとして布袋寅泰、UNICORN、サカナクションなど100曲以上を手掛ける。『オースティン・パワーズ:デラックス』『セックス・アンド・ザ・シティ』への楽曲提供、ユニクロ『UNIQLOCK』の楽曲制作、東京2020オリンピック開閉会式/パラリンピック開会式の音楽監督でも知られる。

 

ACOUSTIC REVIVE製品に関する問合せ

https://acousticrevive.jp/

※全製品の無料貸し出しも受付中