東京・渋谷のシビック・クリエイティブ・ベース東京(CCBT)が、体験型イベント『オーディオゲームセンター+CCBT』を開催。同イベントは、音声のみを用いて作られた“オーディオゲーム”を体験するもので、夏休み期間を中心に実施される。
音だけで楽しむオーディオゲーム体験
オーディオゲームとは音から発想され、音のみで楽しむゲームのこと。視覚情報に頼らずに、音声情報をだけを活用した新しいゲーム体験だという。このイベントではオーディオゲームの体験コーナーや創作体験コーナーが設置されるほか、オーディオゲームを創作するハッカソンやゲストを招いたトークセッションなどが行われる。
『オーディオゲームセンター+CCBT』プログラム詳細
ハッカソン「音からゲームをつくる」
- 開催日:7月13日(土)~15日(月・祝)
- 内容:オーディオゲームの魅力や創作方法、ビデオゲームとのアクセシビリティの違いなどを講師陣が解説。さまざまな分野で活躍するエンジニアや視覚障害のあるブラインド・ファシリテーターとともに、音の捉え方や空間認知の方法を探りながら、ゲームの創作に挑戦する
- 講師・ファシリテーター:犬飼博士 (ゲーム監督/運楽家)、石田颯人(サウンドプログラマ一)、江頭実里、大町祥輝(サウンドプログラマー)、筧康明、加藤秀幸(システムエンジニア/ミュージシャン)、白井崇陽(バイオリニスト/ゲームアクセシビリティ研究チームIGL代表)、すずえり(サウンドアーティスト)、田中みゆき、長島千尋(エンジニア、リサーチャー)、野澤幸男、真しろ、三浦大輝(エンジニア/CCBTテクニカルスタッフ)
オーディオゲーム作品の展示
実空間で参加者全員がプレイできるオーディオゲーム作品を展示。これらの作品は、アート、テクノロジー、デザインなどの専門性と、「障害」というコンディションから生まれる発想や感覚を生かして創作されたものだ。レーシング、ホラー、アクションの3種類のゲームのほか、身体を使ってオーディオゲームを制作できるアプリも体験できる。
- レーシングゲーム「大爆走!オーディオレーシング」
- ストーリーテリング・ホラーゲーム「幽霊のいるところ」
- リズム・アクションゲーム「スクリーミング・ストライクneo」
- オーディオゲーム制作アプリ「Audio AR Game Maker」
世界各地のオーディオゲームも体験可能 〜オーディオゲーム・アーカイブ+
参考写真:AUDIO GAME CENTER展(2018年/スパイラ ル)
さまざまなクリエイターによって制作された、世界各地のオーディオゲームを集めたゲームコーナー。主に目が見えない人が作り手となり、音によって作られたアーケードゲームやパズルゲーム、アクションゲームなどが体験できる。
そのほかのイベント
オーディオゲーム体験会「音だけで世界を知覚する!」
- 開催日:8月25日(日)10:30〜12:00
- 対象:中学生以上
- 内容:オーディオゲーム制作を行うブラインド・ファシリテーターとともに、オーディオゲームを体験。音とテクノロジーを用いる「オーディオゲーム」の新たな構想を話し合う
Meetup「サウンドテクノロジーとオーディオゲームの未来」
- 開催日: 9月1日(日)14:00〜16:00 申込不要
- 内容:立体音響技術を駆使したドライブアクション・ゲーム「Blind Drive」の開発者、Giori Politiを迎えてのトークイベント
オーディオゲームセンター+CCBT開催概要
- 日時:7月13日(土)〜9月16日(月・祝) 13:00〜19:00 入場無料
- 会場:シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]
東京都渋谷区宇田川町3-1 渋谷東武ホテル地下2階 - 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)