IK Multimedia、Pianoverseの新作コレクションBlack Pearl B200をリリース〜BÖSENDORFER 214VCグランドピアノを高精細サンプリング

 IK Multimediaは、ピアノに特化したソフト音源Pianoverseシリーズーの一つ、Pianoverse Black Pearl B200(99.99ユーロ/16,490円)をリリース。これにより、当初から発表されていたPianoverseシリーズ全8種類のピアノモデルがすべて集結した。PianoverseはMac/Windowsに対応し、スタンドアローンまたはAAX/AU/VST2&3プラグインとして利用可能だ。

Pianoverse Black Pearl B200のメインとなるMASTER画面。

 ユーザーは、Pianoverse Black Pearl B200単体、もしくは全ピアノモデルが利用できる総合パッケージPianoverse MAX(299.99ユーロ/49,490円)として購入が可能。Pianoverseの全ピアノモデルにアクセスできるサブスクリプション、Pianoverse All-access Plan(149.99ユーロ/1年)の購読者は、IK Product Managerにて無償で追加される。

 なお、2024年11月4日まで、BOGO(Buy One Get One Free)プロモーションが実施中。Pianoverse Black Pearl B200購入後にもう1種類のPianoverseピアノモデルを無償で追加できる。

Pianoverse Black Pearl B200のMODEL画面では、反ナーのノイズレベルやペダル操作時のノイズレベルなど、ピアノにおける詳細な設定を調整できる

 Pianoverse Black Pearl B200は、オーストリア製のBÖSENDORFER 214VCグランドピアノを、IK Multimedia独自の打鍵ロボットによるマルチサンプリング技術で録音したサウンドを収録。全鍵盤とダイナミクスの全域を高精細にサンプリングしたという。

 収録場所はイタリア・ボローニャのフォノプリント・スタジオで、録音にはDPAカーディオイドとオムニマイクを使用したA-Bマイキング手法を採用。15世紀の修道院の壁に囲まれたスタジオの音響を捉えている。

Pianoverse Black Pearl B200のSPACEタブ。ここでは、ピアノの演奏空間を選択/調整することができる。ライブ会場/修道院/オペラハウス/宮殿などからセレクト可能

 Pianoverse Black Pearl B200は、空間ジェネレーターや12種類のクリエイティブエフェクトを搭載。クラシックからシネマティックな表現まで幅広く対応できる。また、リリースやハンマー・ノイズなど細やかなパフォーマンス・コントロールが可能だという。

Pianoverse Black Pearl B200のMIXタブ。マイク位置やパンニング、EQ、コンプなどの調整が行える

 

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