IK MultimediaのスピーカーiLoud MTM MKII、ホワイトカラー・モデルが登場

 IK Multimediaのコンパクト・リファレンス・モニター・スピーカーiLoud MTM MKIIに、ホワイトカラー・モデルが登場した。ペアセットのiLoud MTM MKII White Pair(148,500円)とシングルユニットのiLoud MTM MKII White Single(74,800円)が用意されており、ペアセットにはARC MEMS測定用マイクが付属する。

 iLoud MTM MKIIは、3.5インチ・ミッドウーファー/1インチ・ツィーター/3.5インチ・ミッドウーファー(MTM)というドライバー構成。上下左右対称に配置することで、一般的な2ウェイ・システムより焦点の合った音像が得られる構造となっている。外形寸法は130(W)×264(H)×160(D)mm。低域は36 Hzまで再生可能で、初代モデルと比べて内蔵DSPの処理能力は2倍に向上している。

リアパネル。上部のスイッチは左から、LF EXTENSION(ハイパス・フィルター:60/50/40Hzと、長押しで80Hz)、LF(ローシェルフ:100Hzを+2dB/FLAT/−3dBから選択)、HF(ハイシェルフ:8kHzを+2dB/FLAT/−3dBから選択)、CAL PRESET(DESK:コンソールやデスクの典型的な音響効果を補正するプリセット設定/FLAT/CAL:ユーザーによるカスタム・キャリブレーション設定。ボタン長押しでX-Monitorを使わずに1ポイントでのキャリブレーションも可能)、SENS(入力感度:+4dBu/−10dBV)。その下にボリューム・ノブ、XLR/TRSフォーン・コンボ入力、ARC MIC IN(測定用マイクのTSミニ入力)、USB-B端子、AC接続、電源スイッチ

 また、キャリブレーションや各種システムにアクセスするための同社専用ソフトX-MONITORに対応し、X-MONITOR上からiLoud MTM MKIIをコントロール可能。ARCキャリブレーションのほか、20種以上のトップ・スタジオ・モニターやさまざまなプレイバック・システムの再生環境をエミュレートしたり、EQ補正などが行える。

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