インパルスレスポンス(IR)を用いて実際の空間や機器の響きを再現するコンボリューションリバーブプラグイン、AUDIO EASE Altiverb 8がリリースされた。96kHz対応でモノラル/ステレオで扱えるAltiverb 8 Regular(オープンプライス:市場予想価格77,000円前後)と、最高384kHz対応で9.1.6chまでのサラウンド〜イマーシブフォーマットをサポートするAltiverb 8 XL(オープンプライス:市場予想価格133,100円前後)が用意される。
コンサートホールやスタジオ/スコアリングステージ、日常空間、ビンテージリバーブなど、25年に渡り世界中で収録されてきたインパルスレスポンス・データを収録。バージョンアップによって、膨大なIRライブラリを表示するブラウザ画面と検索機能の向上している。また、Apple Siliconにネイティブ対応したのも大きなポイントだ。Mac対応(Windowsは今後対応予定)で、AAX/AUのほか、VSTはこのバージョンからVST3対応となっている。
Altiverb 8 XLでは、最大9.1.6chのDolby Atmos入出力に対応。音源位置にリバーブ成分を絞るCloud Sizeや、モノラルのリバーブがサラウンドパン動作に追従する機能も追加された。そのほかXLでは出力ミキサーも追加。IRデータを作成するIRToolも9.1.6ch対応となっている。
旧バージョン(Altiverb 6/7)からのアップグレードやRegularからXLへのクロスグレードなども用意される。