BEST SERVICEより、映画音楽を制作するために必要な楽器や、それらを演奏するために必要な機能を包括的に備えるソフト音源、THE SCORE(59,136円前後/価格は為替レートで変動)がリリースされた。Native Instruments KONTAKT 7またはKONTAKT 7 PLAYER(無償)上で動作。Mac/Windowsに対応し、スタンドアローンまたはAAX/AU/VST2&3プラグインとして使用できる。また、同社THE ORCHESTRA COMPLETEユーザー向けにクロスグレード(44,308円前後)も用意されている。
オーケストラやシンセ、バンド、民族楽器、ドラムなど160種類以上の楽器を収録スロット数の異なるEnsemble/Lead/Singleの3つのインストゥルメントエンジンから構成されている。
Ensembleインストゥルメントは、10個のスロットが用意されており、各スロットに読み込んだ楽器の音量やオクターブ、パンなどの調整が可能なほか、フィルターやFXチェーン、シーケンスを設定できるアルペジエイターなど豊富な機能を搭載。Intro / Main A / Mail B / Outro / Ending という5種類のフレーズをキースイッチで切り替えながら、ダイナミックレンジを縦横無尽に使った時間的変化を伴うアレンジを楽しむことができる。
メロディやリード演奏に特化した楽器を演奏できるLeadインストゥルメントには、2個のスロットを用意する。設定したコード進行に沿ったメロディをアルゴリズムによってランダムに生成するMELODY DESIGNERを搭載。MELODY EDITORから生成したメロディをTHE SCOREのピアノロールやDAWへ書き出して細かく編集することもできる。
Singleインストゥルメントは、名前の通りスロットは1個となっており、収録された楽器を一般的なマルチサンプル音源のように使用できる。Ensemble/Lead同様にフィルターやFXチェーンも搭載し、劇伴制作に限らずさまざまな場面で活用できる仕様となっている。