パナソニック コネクトは、シーリングアレイマイクWX-AM800(オープンプライス)とワイヤレスアンテナユニットWX-AU202(オープンプライス)を発表。今年度第4四半期の発売を予定している。リアルとオンラインの両方で参加者がいるハイブリッド会議/授業での音の課題を解決し、コミュニケーションを活性化させるために開発された。
WX-AM800には、ビームフォーミング技術を採用。複数のマイクに届く音量の差や到達した時間の差を元に計算して指向性を制御し、特定方向の音を強調することができる。この技術により、狙った場所や話者の声を的確に収音でき、複数人の同時発話(最大4者まで)にも対応。一人一人にマイクを準備する必要がなくなり、簡単に効率的に運用できる。
収音範囲は1台で9m×9mをカバー。同一部屋内に最大4台まで設置でき、広い会議室や講義室にも対応する。
WX-AU202は、リアル会議/授業の拡声のためにシーリングマイクとワイヤレスマイクを併用する場合を想定して開発。シーリングマイクに接続することで、1.9GHz帯ワイヤレスマイク2本を、シーリングマイクと併用して使用することが可能となる。ワイヤレスマイクでの室内拡声中には、シーリングマイク側でエコーを低減する機能も用意。リアル側でもワイヤレスマイクを拡声しつつ、オンライン先に自然な音声を届けることが可能となっている。
また、WX-AM800はPanasonic製リモートカメラとの連携も実現。シーリングマイクが発話者の位置を特定し、自動でリモートカメラの向きを切り替えることが可能で、映像と音声を連動できる。
40cm×40cmというコンパクトサイズで、天井への設置も柔軟に対応。天井埋込、天井取付、ワイヤー吊り下げ、VESAマウント金具取付の4種類から選択できる。
WX-AM800はPoE駆動でDante対応。設定や監視が行えるソフトウェア、Microphone System Configuration Center(MicCC)も発売と併せて提供予定。別々の部屋にある複数のシステムを一元管理することができる。シーリングマイクだけでなく同社1.9GHz帯デジタルワイヤレスマイクの各種設定や状態取得ができ、これらも合わせた管理が可能だ。