シカゴのブティック・メーカーBLACK LION AUDIOから、API 500互換モジュールのコンプレッサーBluey 500(オープンプライス:MUSIC EcoSystems STORE価格99,000円)と、8スロットシャーシPBR-8(オープンプライス:MUSIC EcoSystems STORE価格148,500円)が発売となった。
唯一無二のサウンドをもたらす”CLAのコンプ”Bluey 500
エアロ・スミス、ミューズ、グリーン・デイ、U2、ナイン・インチ・ネイルズ、フー・ファイターズ、アラニス・モリセットなどのミックスを手掛け、何度もグラミー賞に輝いたエンジニア、クリス・ロード=アルジ氏。氏が所有する4台のビンテージUREI 1176(Blue Stripe)コンプレッサーの中で、幾度にもわたるモディファイを重ねた1台はBlueyと名付けられている。
BLACK LION AUDIOでは、既に2UサイズでBlueyを再現しているが、Bluey 500はそのAPI 500互換モジュール版(2スロット使用)。氏所有のオリジナルBlueyのディテールを忠実に再現するべく、CINEMAG製カスタム・トランスを使用するほか、氏が所有するコンソールのインサート・パスまで再現して組み込み、氏のコンソール・ミックスのフィーリングまで得られるようにしている。
パラレル・コンプレッションを簡単に行えるDRT/WETミックスも追加実装。UNIVERSAL AUDIO 1176-SA STEREO ADAPTER(別売り)を使うことでステレオリンクも可能となっている。
バンタム・パッチベイを搭載したPBR-8
API 500互換の8スロットシャーシとしてPBR-8も登場。フルバランスのバンタム・パッチベイをフロントに搭載することで、モジュール間のルーティングが用意に変更できる。電源供給には、HERITAGE AUDIOが開発したOST(On Slot Technology)を採用。各スロットに十分な電力を供給しつつクリーンかつ絶縁された電源環境も提供し、最大400mA、1レールあたり計1.6A(1.8A非連続)を供給する。