AVID Pro Tools|MTRX II〜Thunderbolt 3オプションでネイティブ環境にも対応

Pro Tools|MTRX II ヘッダー

 AVIDは、Pro Tools|HDXシステム用のPro Tools|MTRXに代わる新しいオールインワン・オーディオ・インターフェースとして、Pro Tools | MTRX IIを発表した。併せて、このPro Tools|MTRX IIおよびPro Tools|MTRX Studioに対応する、CPUネイティブ環境で使用可能なPro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュールもアナウンスされている。どちらも近日発売予定。

Pro Tools | MTRX II

Pro Tools|MTRX IIフロント

Pro Tools|MTRX IIフロント

 従来のPro Tools|MTRXではオプションだった256chのDante接続と、SPQ(スピーカー・マネージメント)をベースユニットに標準搭載。これまでと同様に8つのオプションカード・スロットに必要な入出力を加えて拡張できる。

 I/O内部でのサミング・ミキサー機能も512×64chに拡張。ステレオ・ミックスからキュー送り、大規模なイマーシブ・システムまで、さまざまなモニタリングのニーズをカバーする。

Pro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュール

Pro Tools | MTRX Thunderbolt 3モジュール

 Thunderbolt 3モジュールを搭載することで、Pro Tools|MTRX IIでは256ch、Pro Tools|MTRX Studioでは64chのネイティブ接続が可能に。Pro Toolsはもちろん、あらゆるDAWで使用可能となる。

 Pro Tools|HDXシステムで、DigiLink接続と併用した場合、他のDAWの出力をThunderbolt、Pro Toolsの出力をDigiLinkで扱いながら、相互にルーティングが可能。他のDAWで制作した楽曲をPro Toolsにルーティングして録音するといったワークフローがスムーズに行える。

 また、Dolby Atmos制作では、DigiLink接続をモニター系に、Thunderbolt 3接続をDolby Atmos Rendererに送るといった使い分けも可能となる。

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