KORGは、ハイブリッド・ドラムマシンDrumlogue(オープンプライス:市場予想価格93,500円前後)を発表した。発売は今年の冬を予定している。
Drumlogueは、4つのアナログパートと7つのデジタルパート、そして同時使用可能な3つのエフェクト(ディレイ/リバーブ/マスターエフェクト)を搭載。128キットのメモリーを搭載し、64プリセットを内蔵する。
アナログパート(バスドラム、スネア、タム×2)は新しく開発されたアナログ回路により、リズムトラックの強固な土台となるだけでなく、豊かな倍音とローエンドの厚みによってトラックを際立たせることができるという。
一方のデジタルパートは、ユーザーサンプルを取り込み可能な6つのサンプルパートと1つのシンセシス音源の7パートで構成されている。シンセシス音源には、PrologueやMinilogue XDにも搭載されたVPM音源とノイズジェネレーターに加え、ユーザーやサードパーティが開発したプラグインをロードできるカスタムスロットも搭載。しかも人気デベロッパーSinevibesとコラボによる本格的なバーチャルアナログ・シンセ・プラグイン“Nano”もプリセットしている。
同様にカスタムスロットはエフェクトセクションにも用意。ユーザー、またはサードパーティ製のプラグインをロードすることにより、これまでにないドラムマシンの新しい可能性を広げる。
最大64ステップのシーケンサーは、ステップごとの発音確率やオルタネート・パターン、マイクロオフセット、トラックごとのグルーブパターンなど、有機的なリズムを生み出す機能を実装。直感的に複雑なリズムパターンやポリリズムを作成できる。
また Drumlogueには、USB端子(コンピューター接続用、コントローラー接続用)、オーディオイン、4つのインディビジュアル・アウトプット、MIDI IN、MIDI OUT、SYNC IN/OUTも備え、外部機器との接続性にも富んでいる。