STEINBERGのDAWソフト、Nuendo(Mac/Windows対応)の最新版となるNuendo 12(オープン・プライス:通常版110,000円、アカデミック エデュケーション版55,000円/いずれもSteinberg Online Shopのダウンロード販売価格)のダウンロード販売がスタートした。旧バージョンからのアップデートやCubase Pro/Nuendo Liveからのクロスグレード版も用意される。またパッケージ版も順次発売予定。2022年3月16日以降にNuendo 11以前のバージョンをアクティベートしたユーザーは、 Nuendo 12への無償バージョンアップ対象となるので、既存のNuendoパッケージ版を購入しても、Nuendo 12が使える。
Nuendoは、 映画やテレビ、 ゲーム・オーディオなどの映像用音響制作に焦点を置いた業務用DAWソフト。Nuendo 12は、 AIを活用したアルゴリズムの搭載によって、 ロケ時の収録音から背景の雑音に関係なくセリフだけを検出する機能を新搭載している。
ADR(アフレコやアテレコ)システムも刷新。オーディオイベントからマーカーを作成する新機能を搭載したほか、 マーカーウィンドウとプロジェクトウィンドウでのマーカー選択の連動、マーカートラックでの属性(キャラクター名など)の表示などのアップデート、Netflixで採用されている”TTALダイアログ・スクリプト”インポート/エクスポートなど、 より快適なワークフローを実現するアップデートが多数施されている。
また、387種類のヘッドフォンの特性モデルを持つ特性補正用プラグインHeadphones Matchと、Dolby Atmosバイノーラル・ダウン・ミックスの組み合わせで、ヘッドフォンでも没入感あるイマーシブ・サウンド再生を実現する。
さらに、Cubase 12でも導入された新たなライセンス・システムSteinberg Licensingの導入により、 ドングルにとらわれないライセンス管理が出来るようになったほか、Apple Siliconへのネイティブ対応、ユーザー・インターフェースの改善が行われている。
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