JBL PROFESSIONALから、充電/自立式の多機能ポータブルPAシステム、Eon One MK2(オープン・プライス)がリリースされる。販売はヒビノプロオーディオセールスDiv.とサウンドハウスが手掛けており、前者はメーカー保証2年に独自の1年保証を加えたEon One MK2-Y3という製品名で2月25日に発売。サウンドハウスでも製品に3年の保証期間が設けられている。
Eon One Mk2はサブウーファー一体型の1,500Wパワード・ミキサーと高域用スピーカー・アレイ、大容量リチウム・イオン電池を内蔵したスペーサーで構成。高域用スピーカーとスペーサーは取り外してサブウーファー本体背面に収納できるため、保管や運搬も容易だ。専用のキャスター付きカバーも近日発売予定。
サブウーファーに内蔵された多機能デジタル・ミキサーのインプットにはモノラル4ch+ステレオ1系統を用意。ファンタム電源の供給が可能なXLR端子やHi-Z入力用のフォーン端子に加え、Bluetoothによるワイアレス入力にも対応する。加えて、スピーカー増設用のスルー・アウトプット、端末充電用のUSB端子も2系統備えている。
さらに、EQ(BASS/MID/TREBLE)やリバーブ、ディレイのほか、ハウリング・サプレッサーやダッキングなど、PAに必要なエフェクトも内蔵しているため、外部機器を用意すること無く一台で完結できる。専用アプリ使えば携帯端末からのワイアレス操作も可能だ。
高域用スピーカー・アレイには、大規模ラインアレイ・スピーカー技術を応用して8基のドライバーをライン状に配置。ドライバー間の音の干渉を最小限に抑えながら、優れた遠達性を実現している。水平カバレッジ角も広いため、1本で会場の隅々までカバーできるとのこと。また、高域用スピーカー・アレイは高さを2段階に調整できるので、状況に合わせたセッティングが可能だ。
スペーサーに内蔵された大容量リチウム・イオン電池は、1回のフル充電で約6時間駆動でき、充電中の使用も可能だ。2本のスペーサーを同時に充電できる充電器「Eon One MK2 Charger」も近日発売予定。