UVIは、E-MU Emulatorシリーズを再現したソフト音源バンドル、Emulation II+(国内セールス・パートナー価格22,000円/税込)をリリースした。9月15日まで14,300円(国内セールスパートナー価格/税込)で販売される。従来の製品であるEmulation II、Emulation One、Vintage Vaultのユーザーは59ユーロ(UVIストア限定)でアップグレード可能。Mac/Windows対応ソフト・シンセ/サンプラーのFalcon(別売り)、UVI Workstation(無償)上で使用でき、どちらもスタンドアローンもしくはAAX/AU/VSTで動作する。
正式にライセンスを取得してサンプルを使用したEmulation II+には、これまで単体発売されていたEmulation I、Emulation IIに加えてEmulation III、Drumuration+を収録。合計で1,300種類以上のプリセット、800種類以上のレイヤー、2,400種類以上のドラム・パターンや、多数のアルペジオ・シーケンス、MIDIリズム・パターンを用意している。また、Emulation II+内の音色を自由に組み合わせられる5パート構成のマルチ・シンセ音源としても使用できる。
Emulation I
8ビット・サンプラーの初代Emulatorからドラム、ベース、クワイヤ、フレット楽器、効果音、鍵盤楽器、マレット、パーカッション、シンセ、ストリングス、オーケストラ・ヒットなどを収録。
Emulation II
公式ライセンスを得たサウンド・ライブラリーを含む、300種類以上の音色をE-MU Emulator IIから収録。また、これらの音をすべてOBERHEIMのサンプラーDPX-1に読み込み出力した音色も用意。DPXボタンを押すことで、Emulator IIとDPX-1のサウンドを瞬時に切り替えることができる。
Emulation III
EIII(Emularor III)から数百種類の音色を収録した新規ライブラリーを用意。
Drumulation+
リズム・マシンのE-MU SP-12を用いて作成されたサウンドや、Emulator I、II、IIIのドラムやパーカッションのサンプルを2,400種類以上収録する。8パート構成で、どのパートにもカテゴリーの制限なく自由に内蔵サンプルをアサインでき、エフェクト処理やエディットも可能。シーケンサーはMIDI書き出しにも対応する。
Drumulation+をリズム・パートとして、ほか4つのシンセ・パートを加えた全5パートのマルチ音源として使用することも可能だ。
なおEmulation II+のリリースに伴い、Emulation IIとEmulation Oneの単体販売は終了。これらの製品は引き続きVInatage Vault 3にバンドルされるため、Vinatage Vault 3の購入で入手可能となる。