MOOGから、1978年リリースのアナログ・ボコーダーを復刻した16 Channel Vocoder(1,000,000円+税)が発売された。ノーズカロライナ州アッシュビルにあるMOOGの向上にて、ハンドメイドではんだ付けされている。
最も周波数の高いバンド=5,080Hz以上の周波数成分をボコーダー出力に追加するDIRECTモードを搭載。これにより、よりクリアなボコーダー・サウンドが得られ、パーカッシブ・サウンドの高速なノイズをとらえることも可能となる。
SAMPLE/HOLDスイッチでは、INにするとOUTにするまでの間、入力音のサウンド・キャラクターを保つことが可能に。息継ぎを排した途切れの無いサウンドを得るときに有効な機能で、フット・スイッチでのリモート・コントロールにも対応する。
また、付属のパッチ・ケーブルでバンドのパッチも可能。ほかのアナログ機器と接続したり、クロス・パッチングでプログラム信号(マイクからの声など)の好きな周波数帯の信号を、キャリア信号(シンセやキーボードなど)の任意の周波数帯に乗せることができる。
そのほか、高域と低域のバランスをつまみ一つで調整できるBALANCEも用意。HISS側に回せばより高域成分がメインに、BUZZ側に回せば低域成分が多いサウンドになる。
ハンドルを兼ねたサイド・パネルを前後逆に取り付ければ、ラック・マウントも可能だ。
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