MACKIE.がマイクロフォンのElementシリーズと、モニター・ヘッドホンMCシリーズのラインナップ拡充を発表した。新たにElementシリーズに追加されるのは、EM-91CU、Carbon、ChromiumというUSB接続3モデルと、同シリーズに対応する卓上ブームマイク・アームのDB-100、ポップ・スクリーンのPF-100。MCシリーズには、エントリー・モデルのMC-100が新たに追加される。価格はいずれもオープン・プライスで、発売時期は2020年12月末~2021年1月ごろを予定。
EM-91CU
EM-91CU(市場予想価格:6,200円+税)は、USB Type B出力を装備したリーズナブルなカーディオイド型コンデンサー・マイク。ドライバーやソフトウェア不要でWindows機やMacとの接続/設定を容易に行うことができるため、ライブ・ストリーミングやオンライン・ミーティングなどに適している。また、AVID Pro Tools | FirstおよびTRACKTION Waveform、およびそれぞれのプラグイン・バンドル(Pro Tools用23種+Waveform用16種)のライセンスを同梱しており、音楽制作を手軽に始められる。16ビット/48kHz対応。
Carbon
Carbon(市場予想価格:18,300円+税)は、ゲイン設定とマイク指向特性を5パターンから選択できるUSB Type C出力を装備したコンデンサー・マイク。指向性は、ステレオ、カーディオイド、双指向性(Figure 8)、スーパー・カーディオイド、無指向性から選択できるので、音楽制作におけるボーカル録音や、複数名のオンライン・ミーティング、ステレオ録音、対面インタビューなど用途に合わせた設定が可能だ。また、ゲイン、ミュート、ヘッドホン・ボリュームを実装し、マイク・レベル、モニタリング・レベルを瞬時に調整することができる。Pro Tools | FirstおよびWaveform Professionalとプラグインのライセンスを同梱。16ビット/48kHzに対応する。本体を左右から挟み込むタイプの専用スタンドが付属しているのもポイントだ。
Chromium
Chromium(市場予想価格:24,400円+税)は、スタンド部分に2chミキサーを内蔵したオールインワン設計のコンデンサー・マイク。MACKIE.の誇るOnyxマイク・プリアンプを採用し、クリアで低ノイズを実現している。ミキサーのインプットには、ギターやベースなどの楽器を接続できるINST入力やAUX入力(ステレオ・ミニ)入力を装備し、入力ゲイン、マイクMUTEスイッチ、ヘッドホン・モニタリング、入出力のレベル・メーターとUSB/アナログ・ブレンド・コントロールを実装している。また、マイク指向性は用途に合わせて4パターンから選択可能。Pro Tools | FirstおよびWaveformとプラグイン・バンドルのライセンスを同梱している。16ビット/48kHz対応。
DB-100 / PF-100
DB-100(市場予想価格:9,800円+税)は、狭い作業机などで役立つブーム・アーム・マイク・スタンド。机の角などにクランプで取り付けることができるため、マイクを最適な位置に設置することが可能だ。配線をすっきり収めることができるケーブル固定用のフックとケーブル・ラップが付属する。
Elementシリーズ・マイク用のポップ・スクリーン、PF-100(市場予想価格:1,900円+税)は、無駄な低周波のポップ音やダンピング音を除去。伸縮性のあるバンドを使用しており、マイクに直接取り付けることが可能だ。
MC-100
MC-100(市場予想価格:3,600円+税)はリーズナブルな価格を実現したエントリー向けの密閉型モデル。MCシリーズの上位機種同様、クリアでバランスの取れたサウンドを実現するカスタム・ハイパフォーマンス・ドライバー、人間工学に基づいたヘッド・バンドとイア・パッドを搭載。長時間の作業が苦にならない設計を採用しているとのこと。
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