“ビンテージ・サウンドへのモダンなアプローチ”をキャッチ・フレーズとしてプロ・オーディオ機器を手掛けるロンドンのメーカー、CRANBORNE AUDIO製品の国内発売が開始される。同社は、設計にかかわるスタッフ全員がミュージシャンやサウンド・エンジニアであり、音楽制作の現場に根差した製品の開発を特徴としている。
このたび取り扱い開始となるのは次の製品群。6月15日(月)発売予定。価格は、すべてオープン・プライス(記載価格は税抜市場予想価格)。
500R8(200,000円前後)
オールインワン・ソリューションを標ぼうする多機能なハードウェア。API 500互換モジュールを8台マウントできるスロット、それらの音声をステレオ・サミング可能なアナログ・ミキサー(ディスクリート設計)、2ミックスのDAWへの出力をはじめMac/Windowsと音声のやり取りが行える28イン/30アウトのUSBオーディオI/O、そしてモニター・コントローラーが一体となっている。
500ADAT(180,000円前後)
500R8などのオーディオI/Oに向けた、ADAT(オプティカル)接続の入出力拡張ユニット。入出力数は8イン/8アウトで、API 500互換モジュールを8台マウントできるスロットやアナログ・サミング・ミキサーを搭載。
N22(17,000円前後)
500R8などと接続する、オーディオ・ディストリビューション・ユニット。XLRの入出力L/Rとフォーンの出力L/Rを1組ずつ備え(各出力L/Rにアサインできる信号は共通)、イーサーネット・ケーブル(Cat 5)を使用した独自のデジタル伝送規格C.A.S.T.での運用が可能。
N22H(価格は追って発表)
C.A.S.T.に対応したオーディオ・ディストリビューション・ユニット/ヘッドフォン・アンプ。
Camden 500(44,000円前後)
API 500互換のプリアンプ・モジュール。マイク/ライン/Hi-Z(インスト)の3つの入力を備え、低ノイズ/低ひずみのナチュラルなサウンドを特徴としている。また、内蔵のカスタム・アナログ回路“MOJO”もユニーク。THUMPとCREAMの2つのキャラクターを選択でき、ビンテージ機器さながらのサチュレーションが得られるという。MOJOノブをOFFの表示に合わせれば、この回路のバイパスも可能だ。
Camden EC2(価格は追って発表)
2chプリアンプ/シグナル・プロセッサー/デュアル・ヘッドフォン・ミキサー。
CRANBORNE AUDIO スタートダッシュキャンペーン
また、スタートダッシュキャンペーンとして、6月15日(月)〜9月11日(金)の期間中に500R8を購入するとCamden 500×1台が無償でバンドルされるほか、複数台同時購入割引や、TONEFLAKE|WAGNUS製USBケーブル(通常価格16,000円/2m)の特別価格での提供が用意されている。
●500R8+Camden 500:200,000円前後(通常244,000円前後)
●500R8+500ADAT:330,000円前後(通常380,000円前後)
●500R8+500ADAT+Camden 500:350,000円前後(通常424,000円前後)
●500R8+Camden 500+TFW USBケーブル:212,800円前後(通常260,000円前後)
●500R8+500ADAT+TFW USBケーブル:342,800円前後(通常396,000円前後)
●500R8+500ADAT+Camden 500+TFW USBケーブル:362,800円前後(通常440,000円前後)
●500R8+Camden 500×2:237,400円前後(通常288,000円前後)
●500R8+500ADAT+Camden 500×2:387,400円前後(通常468,000円前後)
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